日々の運転の中で、意識して運転することでサーキット走行で基本となるドライビングテクニックが向上します。
何を実践するかというと下記の3点です。
1.車幅感覚
走行しながら車幅感覚を身に付けていきます。私が独自に編み出した練習方法を公開します。
1-1.リアタイヤ位置確認
フェンダーミラーを確認し、車線とリアフェンダー(車のリアボディ)の位置関係(写真の①)を確認します。
リアフェンダーやタイヤが車線の外に出ないギリギリの位置を目指します。
1-2.フロントフェンダー位置確認
運転席から見てフロントボディと車線の位置関係(写真の②)を確認します。
車線がフロントボディのどの位置に来た時が写真①の状態になるか目印を付けてに覚えておきます。
反対の運転席側も同様に上記の2点の位置関係を確認します。
2点を日々の運転で意識し確認していきます。
2.カーブでの車線内アウトインアウト
山道などで緩やかなカーブが連続している道で左コーナー、右コーナーのクリッピングポイントを設定してそのポイントと車体が最も近くなるように走行します。
左コーナーの場合
写真の③にクリッピングポイントを設定したとします。
「1.車幅感覚」の項で得た感覚をもとにクリッピングポイントで最も車体が近づくように運転します。
クリッピングポイントを通過。
フェンダーミラーでクリッピングポイントと車体との位置関係を確認します。(写真の④)
注意!
右コーナーは中央線にクリッピングポイントを設定することになりますが、対向車などが無い状況で実施することをおすすめします。
3.ブリッピングとヒール&トゥ
3-1.ブリッピング
例えば3速で走行中に2速にシフトをダウンさせるときに、クラッチを切って2速に落とし、クラッチを繋ぎますと急にエンジン回転数が上がり、変速ショックが発生します。
これが発生しないようにクラッチを繋ぐ前にアクセルべダルを踏み、回転数を上げてクラッチを繋ぎます。
変速ショック無くスムーズなシフトダウンが出来たら合格です。
この動作を日々の運転で実践していきます。
3-2.ヒール&トゥ
ブレーキを踏みながらブリッピングを行うのがヒール&トゥです。
ブレーキを踏みながら踵(かかと)でアクセルを踏みます。これは、出来るようになるまで何度も練習する必要がありますが、これも日々の運転のなかで練習できるテクニックです。
ヒール&トゥに関しては様々なYouTube動画が出ていますので参考にすると良いです。
いかがでしたか?
私はスポーツ走行を意識しだしてから1~3の項目を実践して運転をしてきました。
日々の積み重ねで物事は成長しますのでドライビングテクニックも同様に、日常の運転でこの3点を意識して実践していけばサーキット走行も簡単にできます。
日々の運転で磨けるドラテクの次はサーキットでのドラテク磨きですが、その前に車両の準備が大丈夫か確認しましょう。
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