サーキット走行をショップ主催の走行会で行う際に最低限変更が必要なパーツを紹介します。
これからお伝えする4つのパーツをまず交換すれば、サーキットを安全に楽しむことができます。
1.タイヤ
国内各メーカーの最上位スポーツラジアルタイヤがお勧めです。タイヤで走りがガラリと変わります。
・BRIDGESTONE・・・POTENZA RE-71RS
・YOKOHAMA・・・ADVAN A052 or ADVAN NEOVA AD08R
・DUNLOP・・・DIREZZA ZⅢ
これらの最上位ラジアルタイヤに慣れて、さらにタイムアップを図りたいのであれば各メーカのSタイヤと変えていけばいいでしょう。
2.ブレーキパッド
ノーマルブレーキパッドでは、ブレーキを酷使するサーキット走行でフェード現象を発生させる可能性があります。
耐フェード性が高い、スポーツパッドへの交換を行いサーキット走行をするようにしてください。
3.ブレーキオイル
サーキット走行ではブレーキの摩擦熱がブレーキオイルに伝わり沸騰してしまうとブレーキ管内に気泡が生じ、それが原因でブレーキピストンを押す圧力が減少しブレーキが効かなく現象が発生しやすくなります。
これをべーパーロック現象と言います。
この回避策としてブレーキオイルの沸点がノーマルのブレーキオイルより高いオイルに交換します。
・DOT3 / JIS3種 : ドライ沸点205 ℃以上
ウエット沸点140 ℃以上
・DOT4 / JIS4種 : ドライ沸点230 ℃以上
ウエット沸点155 ℃以上
・DOT5 / JIS5種 : ドライ沸点260 ℃以上
ウエット沸点180 ℃以上
(グリコール系は、DOT5.1と表記)
DOT規格とは「アメリカ連邦自動車安全基準」で定められている規格です。
「日本工業規格」ではJIS K 2233:2006で定められており、DOTとJISはほぼ同じ内容です。
ノーマル状態ではDOT3のブレーキオイルが入っており、DOT4以上への変更をお勧めします。
ちなみに私はDOT4を使用しています。
10周の86/BRZレースで全く問題ありません。
エリーゼはサーキット走行でも実証済みで問題ありませんでした。
私の車のフルードは以下の通りです。
LOTUS ELISE:WAKO’S BF-4
86(ZN6):GReddy BRAKE FLUID SUPER D4
銘柄は通っているショップさんに合わせています。
そのほか、HKSもあります。
4.4点式シートベルト
ノーマルの3点式シートベルトでは、カーブでの体の固定力がほとんどなく体がシートからずれて、ハンドル操作に影響を及ぼします。
4点式のシートベルトであれば、ノーマルシートでもホールド力は増し、ハンドル操作、アクセル操作に集中できます。
また、安全性も増します。
ロータスエリーゼやロードスターには、2シーター用のシートベルトが必要です。
その一つがこのスパルコのシートベルト。
FIA公認のHPI製4点シートベルト。色は「カモフラージュ」
サーキット走行では、派手な演出が様になりますのでシートベルトも派手にいきたいですね。
これらのパーツを愛車に取り付けて、一度サーキット走行を行ったら何回も走りたくなりますよね。走れば走るほど、上手く曲がれたりタイムが上がったりして上達していきます。
そこで、必要になってくるのが消耗品の交換です。最も早く消耗するのがタイヤです。これをいかに安く交換していくのを考えるのも、サーキット走行を行っていくうえでの醍醐味です。今はネットで購入、交換する手段がありこの課題を解決してくれます。その方法を詳しく解説してますので、あわせて読んでみてください。
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