オートポリス86/BRZレース 2020年第2戦決勝

20201004

16：20からの第2戦決勝へ向けて準備に入ります。

手分けしてチーム6台の車両のホイールを外し、タイヤのメンテナンスを行います。

そろそろピットアウトの時間です。

ドライバーはそれぞれの車両に乗り込み静かに戦いの時を待ちます。

このとき、ピットはエンジン音しか鳴り響かずピーンと空気が張りつめ適度な緊張感が漂います。

日常では体感することができない空気感です。

クラス1の石川選手。準備OKです。

写真を撮っていると少し遅くなりましたが準備を行います。

バラクラバをかぶり、FHRシステム(ハンス)を装着。

ヘルメットをかぶりFHRシステムのテザーをヘルメットに取付け、86に乗り込みます。

さあ、第2戦です。クラス優勝を目指しピットアウトです。

フォーメーションラップ前のグリッド。

混走レースのため86/BRZはツーリングカーの後ろに整列します。

私は86/BRZレースの4番目のグリッドに並びます。

1番グリッド：古賀選手(クラス1予選1位)

2番グリッド：石川選手(クラス1予選2位)

3番グリッド：小笠選手(クラス2予選1位)

フォーメーションラップ後、第2戦のスタートです。

スタート後のコーナーである1コーナーのイン側へ各車、飛び込んでいきます。

私の一つ後ろの26号車がスタート後すぐ横に追いついてきましたが

1コーナー入口付近では、まだ私の方が前におり、そのままコーナーに飛び込んでいき4位のままスタート直後の混戦を制しました。

一つ前の小笠選手(オートマの86)に1周目は接近するも徐々に離されます。

予選で1～2秒違うとレースではその差は大きくひらきます。

トップの3台との差は認めざるを得ません。

ミッションの異音も相変わらず出ていますが、調子のいい車を準備することも含めてドライバーの力であるとレースをしながら感じました。

しかし、最低でも今の順位をキープし完走をしなければ意味がありません。

順位争いのバトルは最初の周しか出来ませんでしたがコースアウトぎりぎりまで攻め続けます。

ラスト2周ぐらいから、タイヤのグリップ力の低下が顕著になってきました。

サーキットの最終区間であるセクター3の上りコーナーでは、前後のタイヤが滑らないようにハンドルの修正舵が多くなりましたがそのコントロールが楽しく、学生時代から自然と積み上げられてきた運転技術を今だ忘れず発揮できる自分に感心しながら、無事にチェッカーフラッグを受けるまで車を運ぶことが出来ました。

結果は、第1戦に続き総合4位、クラス2位の結果となりました。

クラス2の3位には同じく初レースのMIHO選手が入り、初の表彰台です。おめでとうございます。

応援してくれた多くの方々のおかげで初レースを最高の形で終えることが出来ました。

モータースポーツは車という道具が必要ですが道具である車のコンディションを調整し最高のパフォーマンスをレースで発揮させるまでのプロセスで人との関わり合いがあり、人間力も試される奥が深いスポーツであることを感じることが出来ました。

私のように走行会では物足らなくなり自分の力を同じ車で試したくなった方！

比較的安価な予算で出来る地方のレースから始めてみませんか？

レースが終わる瞬間までのプロセスで人生がより豊かになっていくのを感じることができるでしょう。

レースを支えてくださる関係者の皆様に感謝致します。

サーキット走行で人生をより豊かに！

ありがとうございました。

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